中学受験を考えるとき、「塾に通うべきか?」と悩むご家庭も多いのではないでしょうか。中学受験に合格するには独学でも可能ですが、中学受験の競争は年々激しくなり、効率的な学習環境を整えることが合格への大きなカギとなります。
中学受験塾に通学した方がメリットも多いため、中学受験塾に通う事をオススメします。ただ数ある中学受験塾の中から闇雲に選ぶのではなく、塾の特徴などを把握したうえで、お子さんの性格や志望校のレベルに一番合った中学塾を選ぶことがとても大切です。
本記事では、中学受験における塾の必要性や選び方、おすすめの塾について詳しく解説しますので、ぜひお子様に合った中学受験塾選びをして、中学受験合格を手にしてください。
中学受験に合格するには塾に行く必要があるのか
中学受験に合格するためには、塾へ行くことのメリットも多くあります。
- 受験対策に効果的な学習計画を立てられる
- 受験生としての心構えや精神的なサポートを受けられる
- 定期的に実力判断テストが受けられる
- ネットや雑誌等では得られない志望校に関する情報を得られる
受験対策に効果的な学習計画を立てられる
中学受験対策の勉強範囲が幅広いので、お子さんには可能な限り効率的な勉強スケジュールを立ててあげたいのが親心だと思いますが、中学受験を経験した親御さんとかでない方にはなかな立てられません。受験向けの塾は、受験合格という目標から逆算して効率的なスケジュールを立ててくれます。
受験生としての心構えや精神的なサポートを受けられる
小学生にとって中学受験は、一大イベントであり、多くのお子さんが初めて経験する受験になるのではないでしょうか。そんな中、親や塾からの期待や合格できるかなどの不安に押しつぶされそうになってしまいそうになってしまいます。中学受験向けの塾はこれまでから数多くの小学生を志望校に送りだしている実績もあるので、勉学だけでなく、メンタル面のサポートもしてくれるので安心できます。
定期的に実力判断テストが受けられる
中学受験は、自分の得意分野と苦手分野を把握したうえで、勉強を進めていくことが大切です。そのため、塾で塾で実施されている模試を受けることで、現在の理解度や苦手な分野を把握することができるので効率的に対策を講じることができます。
また、家庭学習では体験できない試験独特の雰囲気にも慣れることで、本番の試験でも普段の実力を発揮できるメンタルをも鍛えることができます。
ネットや雑誌等では得られない志望校に関する情報を得られる
中学受験の試験内容は学校により傾向や難易度が異なるため、それに応じた対策をする必要があります。中学受験向けの塾は、こういった情報を豊富に蓄積されているので、最短距離で合格できる勉強法を知ることができます。
また、受験情報以外にも校風など、通学してから知るような情報までも把握しているので、通学してから想像していた学校と違うと感じることも少なくなります。
中学受験合格を目指す塾の種類や特徴
中学受験のための塾には、いくつかの種類があります。それぞれの特徴をしっかりと把握することが、中学受験塾選びのはじめの1歩です。
塾の種類(集団塾・個別塾・家庭教師・オンライン塾の違い)

集団塾 … クラス制で授業が進行し、仲間と切磋琢磨しながら学習できる。
メリット
- 同じ塾の生徒の勉強への熱量を実際に感じられ、競争意識を高められる為、モチベーションが維持しやすい
- 実績のある講師に指導を受けられる
- 志望校別のカリキュラムが整っていて、効率的に学べる
デメリット
- 予めカリキュラムが決められている為、授業の進度授業ペースについていけないことがある
- 生徒一人一人に対する細かいフォローが難しい
- クラスのレベルについていけないと、学習意欲が下がる可能性がある
向いている子
- 競争の中で成長できるタイプ
- 自分で学習を進める習慣が身についている人
- 志望校対策を本格的に進めたい人
個別指導塾 … 一人ひとりに合わせたカリキュラムで、弱点を補強しやすい。
メリット
- 生徒ごとの学習ペースに合わせた指導が可能
- 苦手科目を重点的に対策できる
- 講師との距離が近く、質問がしやすい
デメリット
- 費用が比較的高い
- 指導の質が講師によって異なる
- 競争意識が芽生えにくいため、やる気の維持が課題になる
向いている子
- 集団授業ではついていけない、もしくはペースが合わない
- じっくりと苦手科目を克服したい
- 受験勉強を始めるのが遅く、短期間で成績を伸ばしたい
家庭教師 … さらに個別対応が可能で、家庭での学習をサポート。
メリット
- 完全個別指導で、一人ひとりに最適な学習計画を立てられる
- 通塾の必要がなく、時間のロスがない
- 勉強だけでなく、生活習慣や学習の進め方まで指導を受けられる
デメリット
- 費用が非常に高額になることが多い
- 講師との相性が学習成果に大きく影響する
- 競争意識が芽生えにくい
向いている子
- じっくりとマンツーマン指導を受けたい
- 通塾が難しい、または家庭での学習を優先したい
- 受験直前期にピンポイントで苦手克服をしたい
オンライン塾 … 近年増加しているインタネットを活用して好きな時間に自宅で受講できる柔軟な学習スタイル
メリット
- 通塾の必要がなく、好きな時間に学習できる
- 費用が比較的安い
- 授業を録画視聴できるため、復習しやすい
デメリット
- 直接の質問がしにくい
- モチベーションの維持が難しい
- 受験情報や進路指導が不足しがち
向いている子
- 自分で学習を進めるのが得意
- 通塾の時間を節約したい
- 費用を抑えつつ、受験対策をしたい
塾の併用パターンと成功事例
- SAPIX+個別指導塾 … SAPIXのスピードについていけない部分を個別で補強
- 四谷大塚+オンライン塾 … 四谷大塚のカリキュラムをオンラインで補完
- 浜学園+家庭教師 … 苦手分野を家庭教師で徹底対策
このように、塾を上手く組み合わせることで、それぞれの長所を活かしながら学習を進めることができます。
授業の進め方
集団塾
集団塾は文字通り、講師1名が複数人数の生徒に授業を行い、カリキュラムがあらかじめ決定されており、決められた期間で一定のスピードで進めていきます。そのため、どのくらいのペースで学習が進むのか、また、いつ何を学ぶのかが分かりやすいです。
一方で、すべてのお子さんが分かるまで問題を詳しく教えて授業を停滞することはありませんので、授業の授業のスピードに置いて行かれないようにする必要があります。授業前後に自習室を開放している塾の場合は、そこを活用して講師に質問をしたりして復習や予習をすることも非常に重要です。
個別指導塾
講師1名に対して、1~3名程度の生徒に教えるため、講師は生徒がどこでつまづいているのかなどを把握することができます。そのため、カリキュラムは生徒の状況に合わせたものを作成してもらえるため、得意な分野はさらなるレベルアップを、苦手の分野は丁寧な指導をするなど効率よく的確に弱点分野を克服できることが可能です。
一方で、個別塾では自分のペースで学習を進めることから、他の生徒との関りが少なくライバルや友達といった関係になりにくく、競争心が生じにくい傾向があります。
講師との接し方や関係性
集団塾
複数の生徒が椅子に座り、講師が生徒たちの前にある教壇に立ち、黒板やホワイトボードに板書をしながら説明する、いわゆる学校のような授業スタイルです。
講師が生徒に投げかけたり、生徒が思わず聞き入ってしまうように上手に説明をしてくれます。しかし、活発な生徒が大きな声で質問したりすると、そういったことが苦手な子は、なかなか質問がしにくい雰囲気の教室もあります。
個別指導塾
基本的には個別ブースにてカリキュラムに沿った課題をし、講師の指導を受けたり質問をするため、集団塾よりは講師との距離は近いです。そのため、お子さんの性格が講師と合っていないと、塾に通いたくないや、あの講師に教えてもらいたくないといったことをお子さんに言われては意味がありません。体験授業を受けるなどして、どういった講師に教えてもらうのか事前に確認が必要です。
中学受験塾選びのポイント
中学受験塾を検討するときには次の4つのポイントに注目して候補を選んでみてください。ただし、このポイントだけで決して選ばないでください。
候補の中学受験塾を選んだら、必ず、体験授業を受けてみてください。授業の雰囲気や講師との相性など、お子さんが頑張れる環境かを確認してください。
志望校の合格者数や合格実績が豊富だったとしても、お子さんに合わない塾だった場合は、行きたくなくなってしまい勉強すらしたくないという気持ちになってしまったら本末転倒です。
授業のスタイル
お子さんに合った塾の授業スタイルを把握することが大切です。
- 集団塾は、競争意識を持ちやすく、学習習慣を確立しやすい
- 個別指導塾は、苦手科目の克服や自分のペースで学習できる
通いやすさ
平日であれば、学校から疲れて帰ってきた後に通塾することになるので、通塾時間が長すぎないかは非常に重要です。通塾するのに疲れてしまい、肝心の塾で集中力が持たないのではいくら実績の高い塾に通っていても本末転倒です。
また、お子さんがご自身で通塾する際は、街灯が十分にあるか、人通りは少なくないかなど、夜の状況を把握しておくことも安全に通塾するために重要です。
志望校のレベルや試験内容に合っているか
受験をする学校によって、試験内容が異なりますので志望校の試験内容に対応した中学入試向けの塾を選んでください。
私立中学校の多くは、主に4科目別の学力検査を実施しています。
公立中高一貫校の多くは、文系・理系といった強化を股う問題や自分の意見を書く問題が多く出題されます。また、公立中高一貫の入試に強い塾は地域によってバラバラです。
費用
すぐに思い浮かぶ費用として、入塾(会)金や月謝、教材費かと思います。それ以外にも、受験対策講座や春期講習や夏期講習などの長期間休みの際の特別講習費用、模試代など数多くの費用が掛かってきます。
この費用は、偏差値が高い中学校や人気のある中学校を志望する際に高くなる傾向があります。中には、夏期講習だ入塾してから、そんなに費用が掛かるなんて知らなかったとならなようにけで数十万円必要な塾もありますので、入塾前には必ず、資料請求をしてください。
体験授業を受ける
- 授業の進め方や講師の教え方を確認
- 生徒が積極的に参加できる環境かどうか
- 教材の難易度や分かりやすさ
- 質問しやすい雰囲気か
目的別おすすめ中学受験塾ランキング
難関校合格を目指すならこの塾!
浜学園
浜学園は、関西を中心に展開する難関中学受験専門の進学塾です。特に灘中・東大寺学園・甲陽学院といった最難関中学への高い合格実績を誇ります。
①レベル別クラス編成
生徒の学力に応じて細かくクラスが分けられ、同じレベルの仲間と競いながら学べる環境を提供。上位クラスでは高度な内容を扱い、最難関校向けの特別カリキュラムも充実。
②復習重視の授業スタイル
「予習不要・復習重視」の指導方針で、毎回の授業内容をしっかり定着させることに重点を置いています。確認テスト や 復習テスト を通じて理解度を測り、確実な学力向上を図ります。
③手厚いサポート体制
授業後の質問対応 や 補習制度 も充実しており、苦手克服を徹底サポート。また、家庭学習の指導や保護者向け説明会もあり、親子で受験に取り組みやすい環境が整っています。
④中学受験専用のオリジナル教材
長年の実績をもとに開発された独自教材を使用し、過去問分析を活かした演習を重視。解法テクニックや応用力を鍛えるカリキュラムが組まれています。
浜学園は、難関中学を目指す生徒にとって最高水準の学習環境 を提供する塾といえます。
SAPIX
APIX(サピックス)は、難関中学受験に特化した進学塾で、高い合格実績を誇ります。特に開成・麻布・桜蔭・女子学院などの最難関校への合格者が多いことで有名です。特徴としては、スピーディーで高度な授業、質の高いオリジナル教材、クラス分けによる競争環境が挙げられます。授業は発展的な内容が中心で、思考力や記述力を重視。宿題の量も多く、自学自習の力が求められます。また、毎月の「マンスリーテスト」による細かなクラス分けで、生徒同士が切磋琢磨できる環境が整っています。向いているのは、自分で考える力があり、学習習慣が身についている子や、競争をモチベーションにできる子。一方、基礎固めが必要な子にはやや厳しい面もあります。
基礎固めや学習習慣をつけるのに最適な塾
日能研
日能研は、「シカクいアタマをマルくする」というスローガンのもと、思考力を重視した指導を行う中学受験専門塾です。特に、基礎から応用まで体系的に学べるカリキュラムが特徴で、学力に応じた段階的な指導が受けられます。
授業は、単なる暗記ではなく、「なぜそうなるのか」を考えさせるスタイルが中心。自発的な思考力を養うため、幅広いレベルの生徒が無理なく学習を進めることができます。また、全国規模で展開しており、「全国公開模試」のデータ量が豊富なため、詳細な学力分析や志望校判定が可能です。
一方で、最上位層向けのスピード感のある指導よりも、基礎の定着を重視する傾向があり、難関校向けの特訓は他塾と併用するケースもあります。特に、中堅校から難関校を目指す生徒に適した塾と言えるでしょう。
四谷大塚
四谷大塚は、「予習シリーズ」を中心とした独自のカリキュラムで、全国の中学受験生に広く利用されている塾です。最大の特徴は、「予習型学習」を採用している点で、事前にテキストで学んだうえで授業に臨み、復習テストで定着度を確認するサイクルが確立されています。
また、全国の提携塾と連携した「四谷大塚NET」があり、通塾せずとも自宅学習や地元の塾で四谷大塚の教材・カリキュラムを活用できます。さらに、毎週実施される「週テスト」や年4回の「合不合判定テスト」は、志望校の合格判定や学力推移を測る指標として、多くの受験生に活用されています。
特に、計画的に学習を進めたい生徒や、難関校を目指す受験生に適した塾です。ただし、予習前提の学習スタイルのため、家庭学習のサポートが不可欠となる点には注意が必要です。
個別指導・家庭教師型でおすすめの塾
個別教室のトライ
生徒一人ひとりの学力や目標に合わせた完全オーダーメイドの指導が特徴です。集団塾とは異なり、マンツーマンで指導するため、苦手科目の克服や基礎固めがしやすく、学習ペースに合わせた柔軟な対応が可能です。
特に、SAPIXや浜学園といった難関塾のフォローや、集団塾に馴染めない子ども向けのサポートとして活用されています。指導はプロ講師と学生講師から選べ、学習計画の管理や家庭学習のアドバイスも受けられます。
また、自宅でもオンライン指導を受けられるため、通塾が難しい場合にも対応可能です。向いているのは、自分のペースで学びたい子や、集団授業についていけない子、特定の科目を重点的に強化したい子です。
中学受験用の塾選びでよくある質問
Q. どのタイミングで塾に入るのがベスト?
中学受験を目指す場合、小学3年生の終わりから4年生の春に塾に入るのが一般的なベストタイミングです。4年生から基礎学習をしっかり固め、5年生で応用力を伸ばし、6年生で志望校対策を行う流れが理想的です。
ただし、お子さまの学力や性格によっては、3年生からの早期スタートや5年生からの短期集中型の学習も選択肢となります。家庭学習の習慣が身についているかも考慮し、無理のないスケジュールで塾を活用することが大切です。
Q. 塾の授業についていけるか不安…どうすればいい?
授業についていくには、予習・復習の習慣をつけることが大切です。特に集団塾では進度が速いため、復習を怠ると内容が理解できなくなりがち。苦手科目がある場合は、個別指導の併用や家庭教師を活用するのも効果的です。また、塾の宿題をこなすのが厳しい場合は、親がスケジュールを管理し、計画的に進められるようサポートすると良いでしょう。
Q. 成績が伸びないときはどうする?
成績が伸びないときは、まず原因を特定することが重要です。苦手分野がある場合は、基礎に立ち返って理解を深めましょう。学習方法が合っていない可能性もあるため、塾の授業スタイルを見直したり、個別指導や家庭教師を併用するのも有効です。模試や過去問の分析を行い、弱点を補強する勉強計画を立てることも大切です。
また、精神的なストレスが影響している場合は、適度に休息をとり、モチベーションを維持する工夫も必要です。
Q. 通塾以外に家庭でやるべきことは?
通塾以外に家庭でやるべきことは、復習の徹底・学習習慣の定着・親のサポートの3つが重要です。
塾の授業で学んだ内容をその日のうちに復習し、知識を定着させましょう。毎日決まった時間に学習する習慣をつけることで、効率的な勉強ができます。また、親はスケジュール管理を手伝い、適度な声掛けや励ましを行うことが大切です。
過去問演習や読解力を鍛える読書も効果的。学習のバランスをとりながら、無理のない計画を心掛けましょう。
まとめ
中学受験は、お子さまの将来を左右する大きなチャレンジです。塾選びは、その成功を大きく左右する要素の一つ。お子さまに合った塾を選ぶことで、効率的に学習し、志望校合格の可能性を高めることができます。
塾には集団塾・個別指導塾・家庭教師・オンライン塾などさまざまな種類があります。それぞれにメリット・デメリットがあり、お子さまの性格や学習スタイルに合わせた選択が重要です。例えば、競争の中でモチベーションを高めたいなら集団塾、苦手科目を克服したいなら個別指導塾、家庭学習中心ならオンライン塾といったように、最適な学習環境を整えましょう。
また、塾に通うことで、受験に特化したカリキュラムで学べること、定期的なテストで実力を測れること、精神的なサポートを受けられることなど、多くのメリットがあります。特に、塾だからこそ得られる最新の受験情報や志望校対策は、合格に向けて欠かせません。
しかし、どの塾が本当にお子さまに合っているのかは、実際に体験してみないと分からないこともあります。そのため、まずは気になる塾の体験授業や資料請求を活用し、授業の雰囲気や指導方法を確認することをおすすめします。
お子さまが自信を持って受験に臨めるよう、最適な塾選びをして、合格への第一歩を踏み出しましょう!
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