【2025年版】中学受験に強い個別指導塾の選び方とおすすめ塾を徹底解説!

  1. 中学受験に個別指導塾を選ぶべき理由とは?
    1. 集団塾との違いは?
    2. 個別指導が向いているタイプの子どもは?
    3. 最近の中学受験と個別指導塾のニーズ
  2. 中学受験における個別指導塾のデメリットと注意点
    1. 月謝が割高になりやすい
    2. 講師の質にばらつきがある
    3. 合格実績が見えにくいことがある
    4. 親の関与度は教室によって異なる
    5. 通塾負担が軽減されない場合
  3. 個別指導塾を選ぶときに見るべき7つのポイント
    1. 1.中学受験専門かどうか
    2. 2.担当講師の質と継続性
    3. 3.通いやすさ・立地
    4. 4.授業の柔軟性とスケジュール対応力
    5. 5.料金体系が明確かつ納得できるか
    6. 6.保護者との連携体制
    7. 7.志望校の合格実績・情報力
  4. おすすめの中学受験向け個別指導塾比較
    1. トライ式中学受験対策コース(家庭教師のトライ・個別教室のトライ)
    2. 東京個別指導学院/関西個別指導学院(ベネッセグループ)
    3. 明光義塾
    4. 個別指導Axis(アクシス)
    5. 比較まとめ表
  5. 目的別・個別指導塾の活用パターン
    1. 1.【集団塾+個別指導】で苦手科目をフォローしたい
    2. 2.【家庭学習がうまくいかない】子の学習習慣づけに
    3. 3.【共働き・ワンオペ家庭】で親のフォローが難しい場合
    4. 4.【地方在住・近くに塾が少ない】環境でのオンライン活用
    5. 5.【志望校の過去問対策だけ】の短期集中型
  6. 失敗しない個別指導塾の選び方【保護者が後悔しないためのポイント】
    1. 1.指導スタイルの違いを理解する
    2. 2.講師の質と担当制度
    3. 3.志望校対応の実績やカリキュラムの柔軟性
    4. 4.保護者との連携・フィードバック体制
    5. 5.費用の透明性とトータルコスト
    6. 6.通いやすさと送迎のしやすさ
  7. まとめ

中学受験に個別指導塾を選ぶべき理由とは?

集団塾との違いは?

中学受験を考えるご家庭の多くが「どの塾を選べばいいのか?」と頭を悩ませています。特に初めてお子さんの受験を迎える親御さんにとっては、「どれだけ親が関わらなければいけないのか」「月謝はどれくらいかかるのか」といった現実的な不安もつきものです。

塾には「集団塾」と「個別指導塾」の2タイプがあります。近年では子どもの性格や学力状況に合わせやすい個別指導塾を選ぶ家庭も増えています。

項目集団塾個別指導塾
授業形式複数人同時進行1対1または1対2など
カリキュラム塾ごとの一律プラン子どもごとにカスタマイズ可能
進度クラスに合わせて進行理解度に応じて柔軟に調整
講師との距離感遠い(質問しにくいことも)近く、質問しやすい

集団塾では、ハイレベルな授業をテンポ良く進めることができ、受験競争の雰囲気にも触れられる一方で、「ついていけない子ども」が取り残されやすい傾向があります。
個別指導塾では、その子に合ったペース・内容で学べるため、「苦手克服」や「基礎の定着」には特に効果的です。

個別指導が向いているタイプの子どもは?

次のようなお子さんには、個別指導塾が向いています。

  • 授業中に質問ができない、恥ずかしがり屋
  • 勉強に自信がなく、ついていけないことが多い
  • 特定科目の苦手を克服したい
  • 習い事や学校との両立が必要
  • 自分のペースでじっくり理解したいタイプ

実際、集団塾から個別指導塾に切り替えたことで、「理解が追いついた」「やる気が出た」という声も多く聞かれます。

最近の中学受験と個別指導塾のニーズ

中学受験の傾向として、志望校によって出題傾向や難易度が大きく異なるため、画一的な指導では対応が難しくなっています。
そのため、志望校に特化した対策ができる「個別指導」へのニーズが高まっています。

また、「共働き家庭の増加」「多様化する進路希望」なども、個別対応が必要とされる理由の一つです。オンライン対応している個別塾も増えており、住んでいる地域に左右されずに良質な指導を受けることも可能になっています。

中学受験における個別指導塾のデメリットと注意点

個別指導塾は、お子さん一人ひとりに寄り添った柔軟な指導ができる点で非常に魅力的です。しかし一方で、「高い費用」「講師の質にばらつきがある」「合格実績がわかりにくい」といった注意点も存在します。この章では、個別指導塾を選ぶ前に保護者が知っておくべきデメリットや対策について解説します。

月謝が割高になりやすい

個別指導塾の最大のデメリットは、授業料が高くなりやすい点です。以下は、目安としての月謝相場です

項目集団塾(月額)個別指導塾(月額)
小学4年生約2〜4万円約3〜6万円
小学5年生約3〜5万円約4〜8万円
小学6年生約4〜6万円約5〜10万円以上

特に受験学年になると、必要な科目数や通塾回数が増えるため、月10万円近くになることも珍しくありません。

【対策】
・必要な教科だけ個別指導にし、他は家庭学習や映像授業で補う
・無料体験や資料請求を通じて、コストと指導内容をしっかり比較する
・兄弟割引・季節講習の費用も含めた年間コストで考える

講師の質にばらつきがある

個別指導塾の講師は、プロ講師だけでなく大学生アルバイトが担当するケースも多く、塾や教室によって講師の質に差が出やすいという特徴があります。

「教える技術」だけでなく、「中学受験の出題傾向や傾斜配点」「志望校別対策のノウハウ」が講師にあるかどうかも重要なポイントです。

【対策】
・体験授業で実際の指導を受けてみる
・担当講師の変更が可能か確認しておく
・中学受験専門の研修を受けた講師がいるかチェックする

合格実績が見えにくいことがある

集団塾は「○○中に100人合格」など実績が明確ですが、個別指導塾では実績の公表が少ない、あるいは地域や教室単位で差が出るため、塾の実力を判断しづらいのも事実です。

特にフランチャイズ型の塾では、教室ごとに全く異なる指導力・管理体制の場合もあるため注意が必要です。

【対策】
・実績が明示されている塾を優先的に検討する
・地域の口コミや保護者のレビューを参考にする
・「どのように指導して合格に導いたのか」具体的なストーリーを聞いてみる

親の関与度は教室によって異なる

個別指導塾=「親の負担が少ない」と思われがちですが、教室の運営方針によっては連絡帳チェックや宿題の管理を保護者に委ねるケースもあります

また、塾任せにしすぎると「勉強してるはずなのに成績が上がらない」といった事態にもつながりかねません。

【対策】
・月1回の面談や進捗報告がある塾を選ぶ
・指導報告書や学習管理システムの有無を確認する
・自立学習型(親の介入が少なくて済む)プログラムを提供しているか調べる

通塾負担が軽減されない場合

個別指導塾だからといって、必ずしも通塾負担が軽くなるとは限りません。特に自宅近くに教室がない場合や、時間が固定されている塾だと、集団塾と同様に送り迎えが必要になります。

【対策】
・自宅近く or 駅近で夜遅すぎない時間帯の教室を選ぶ
・オンライン対応可能な塾を検討する
・送迎が難しい家庭は「自宅で完結できる」家庭教師や通信型も視野に入れる

個別指導塾を選ぶときに見るべき7つのポイント

中学受験に対応した個別指導塾は全国に数多くありますが、指導内容や運営方針は千差万別です。「何となく家から近いから」「有名そうだから」といった理由で選ぶと、思わぬミスマッチが起きてしまう可能性もあります。

ここでは、お子さんの学力・性格・家庭のライフスタイルに合った塾を選ぶための7つのチェックポイントを紹介します。

1.中学受験専門かどうか

個別指導塾には「学校の補習が中心の塾」と「中学受験専門の塾」があります。特に私立・難関校を志望する場合、中学受験に精通した講師陣とカリキュラムがあるかどうかは最重要です。

【チェックポイント】
・「中学受験コース」の有無を確認
・講師が受験指導経験を持っているか
・志望校別対策・過去問指導を行っているか

2.担当講師の質と継続性

個別指導では、どんなにカリキュラムが優れていても、講師との相性が合わないと成績は伸びません。また、担当が頻繁に変わる塾では、信頼関係が築きづらくなります。

【チェックポイント】
・担当講師の固定制か、毎回交代制か
・大学生講師か、プロ講師か(希望に応じて)
・体験授業で「わかりやすい」「話しやすい」と感じたか

3.通いやすさ・立地

毎週通うことを考えると、通塾しやすい立地かどうかも重要です。特に共働き家庭の場合、送り迎えの時間や安全性にも注意が必要です。

【チェックポイント】
・自宅または学校からのアクセス(徒歩圏内か)
・夜遅くなった際の帰宅ルート
・駐車場・駐輪場の有無(車送迎の家庭向け)

4.授業の柔軟性とスケジュール対応力

個別指導塾の大きなメリットの一つは、時間や曜日の自由度が高いことです。ただし、人気の時間帯(17〜19時)はすぐに埋まることもあるため、希望通りに通えるか確認が必要です。

【チェックポイント】
・振替やスケジュール変更に柔軟に対応してくれるか
・長期休暇中の特別講習(夏期・冬期)の計画はどうなっているか
・習い事や学校行事との両立が可能か

5.料金体系が明確かつ納得できるか

個別指導塾の料金は「1コマ◯分×週◯回」の形式が多く、回数によって費用が大きく変動します。教材費・入会金・講習費などが不明瞭な場合もあるため、必ず総額を確認しておきましょう。

【チェックポイント】
・入塾時に年間費用の見積もりを提示してくれるか
・季節講習や模試などの費用も説明があるか
・無料体験やキャンペーンが活用できるか

6.保護者との連携体制

共働き家庭では特に、進捗管理や学習方針を塾に任せられる安心感が重要です。学習状況が「見えにくい」塾では、親の不安も高まります。

【チェックポイント】
・定期的な面談(学習相談)があるか
・授業後のフィードバックや報告書の有無
・アプリやメールで進捗を共有してくれるか

7.志望校の合格実績・情報力

特定の中学を目指している場合、その志望校に特化したノウハウや対策実績があるかどうかも重要です。塾としての合格実績だけでなく、「どのような戦略で合格に導いたか」を具体的に聞いてみるのもおすすめです。

【チェックポイント】
・過去数年間の志望校合格実績(教室単位)
・過去問対策や模試分析が行われているか
・学校別対策コースの有無

おすすめの中学受験向け個別指導塾比較

ここでは、中学受験に対応している代表的な個別指導塾の中から、全国展開している知名度の高い4塾をピックアップし、特徴・費用・サポート体制を比較して紹介します。

トライ式中学受験対策コース(家庭教師のトライ・個別教室のトライ)

【特徴
「マンツーマン指導」に特化した、全国展開の個別指導塾。家庭教師派遣と教室型の両方に対応しており、中学受験専門コースも充実。特に、志望校別のカリキュラムや学習管理サービスに強みがあります。

【ポイント
・完全1対1の個別指導(教室 or 家庭)
・プロ講師も選べる(要追加料金)
・中学受験に特化したカリキュラムと添削
・家庭教師と教室型の切り替えも可能

【費用の目安(1コマ60分×週2回)
約5〜8万円/月(講師のランクや地域によって変動)

【おすすめのご家庭
・志望校対策を個別でじっくり進めたい
・自宅学習のサポートが手薄で不安
・保護者の時間的負担を最小限にしたい

東京個別指導学院/関西個別指導学院(ベネッセグループ)

【特徴】
ベネッセグループが運営する、全国100校以上の個別指導塾。講師とのマッチングや指導の一貫性に力を入れており、講師の固定率が高く、安心して継続しやすい環境です。

【ポイント
・1対1または1対2の指導スタイル
・担当講師は希望により変更可能
・教材は志望校・塾併用に応じて柔軟に対応
・保護者面談や進捗管理が丁寧

【費用の目安(1回80分×週2回)
約4.5〜7.5万円/月(学年・コースにより異なる)

【おすすめのご家庭
・同じ先生に継続して指導してほしい
・中堅校〜難関校志望で、柔軟な対応を重視
・教室の雰囲気や衛生管理も重視したい

明光義塾

特徴
全国展開の老舗個別指導塾で、「自立学習支援」に力を入れているのが特徴。中学受験対応は教室によって異なりますが、基礎固めや補強をしたい家庭にはマッチしやすいです。

【ポイント】
・学校補習〜受験まで幅広く対応
・自立学習型のサポートで、宿題管理が丁寧
・志望校別コースは一部教室で展開

【費用の目安(週2回)
約3.5〜6万円/月

【おすすめのご家庭
・まずは基礎学力をしっかり固めたい
・家庭での勉強習慣が身についていない
・地元の中学〜中堅私立を志望している

個別指導Axis(アクシス)

【特徴
能開センターを運営するワオ・コーポレーションの個別指導塾で、地方都市でも多く展開。集団塾との併用やオンライン個別指導の選択肢が豊富です。

【ポイント
・通塾型とオンラインの選択が可能
・集団塾併用を前提にした補習プランも
・志望校の出題傾向に合わせた対策可
・自宅での学習習慣づけも重視

【費用の目安(1回80分×週2回)
約4〜7万円/月

【おすすめのご家庭
・地方在住でも柔軟な指導を受けたい
・オンライン対応で送迎の手間を減らしたい
・集団塾のフォローとして個別指導を併用したい

比較まとめ表

塾名形式特徴月謝(目安)向いている家庭
トライ1対1(教室/家庭)志望校別対策・柔軟性5〜8万円難関校・自宅指導希望
東京個別指導学院
関西個別指導学院
1対1 or 1対2講師の質・保護者連携4.5〜7.5万円担当講師重視・共働き
明光義塾1対1〜1対3自立型・補習重視3.5〜6万円基礎重視・学習習慣形成
アクシス通塾+オンライン可地方対応・併用型4〜7万円地方在住・塾併用層

目的別・個別指導塾の活用パターン

中学受験対策として個別指導塾を選ぶご家庭にも、それぞれ異なる背景があります。「集団塾だけでは不安」「家庭学習がうまくいかない」「親のサポートが難しい」など、課題に応じた使い方をすることで、個別指導の効果は何倍にも高まります。

ここでは、代表的な5つの家庭状況に合わせた個別指導塾の活用法を紹介します。


1.【集団塾+個別指導】で苦手科目をフォローしたい

中学受験専門の集団塾では、授業の進度が早く、ついていけない科目が出てくることもあります。そんなときは、苦手科目だけ個別で補強する併用型が有効です。

活用例
・SAPIXや浜学園に通いながら、算数だけ個別塾でフォロー
・テスト直前だけピンポイントで短期受講
・集団塾で質問できない子が、個別でじっくり理解

メリット
・志望校レベルに合わせたきめ細かい解説
・集団塾のペースに遅れずについていける
・親が教えられない部分も任せられる

2.【家庭学習がうまくいかない】子の学習習慣づけに

家ではなかなか集中できない、親が声をかけても反発される…。そんな場合は、定期的に個別指導塾に通うことで、学習のリズムが整います

活用例
・平日は週2回だけ個別指導で学習のペース作り
・勉強のやり方自体から丁寧に指導
・自宅では復習中心にすることで効率アップ

メリット
・「勉強は塾でやる」が定着しやすい
・自立型の学習習慣が身につく
・毎回の授業で進捗が確認できる

3.【共働き・ワンオペ家庭】で親のフォローが難しい場合

仕事や下の子の世話で、子どもの学習を見てあげる余裕がないご家庭にとって、個別指導はとても心強い味方です。特に、学習管理や面談などのサポート体制が整っている塾を選ぶことで、保護者の負担が大幅に軽減されます。

活用例
・毎回授業後にフィードバックがある塾を選ぶ
・志望校選びや模試結果も相談できる体制を活用
・オンライン授業で送迎不要にする選択もあり

メリット
・子どもが一人でも安心して学習できる環境
・勉強内容を任せることで家庭内のストレスが減る
・志望校までの道筋をプロに相談できる

4.【地方在住・近くに塾が少ない】環境でのオンライン活用

地方や郊外など、中学受験対応の塾が近くにないご家庭では、オンラインの個別指導を活用するケースが増えています。時間と場所の制約が少なく、指導の質も高い場合が多くあります。

活用例
・トライやAxisなどのオンラインコースを利用
・担当講師を遠方からでも指名可能
・タブレットやZoomで家庭学習と連携

メリット
・通塾時間ゼロで、安全&時短
・地方にいながら首都圏レベルの指導が受けられる
・通塾できない事情(感染症・体調など)にも柔軟対応

5.【志望校の過去問対策だけ】の短期集中型

6年生の秋以降、志望校の過去問対策を本格的に始めるご家庭も多いです。集団塾では対応しきれない志望校特化の過去問分析や対策を、短期的に個別で行う使い方です。

活用例
・9月〜1月の数ヶ月だけ契約し、過去問演習を徹底指導
・出題傾向に応じた記述対策や解法パターンを習得
・併願校ごとに優先順位を整理してもらう

メリット
・志望校に直結した対策が可能
・集団塾との差別化が図れる
・合格への最短ルートを明確にできる

このように、個別指導塾は「通わせること」自体が目的ではなく、家庭の状況やお子さんの課題に応じて“使いこなす”ことが大切です。

失敗しない個別指導塾の選び方【保護者が後悔しないためのポイント】

個別指導塾は柔軟性が高い一方で、塾ごとに指導方針やサポート体制が大きく異なるため、「思っていたのと違った…」と後悔するケースもあります。入塾前に確認しておきたい重要なポイントを、6つの観点からご紹介します。

1.指導スタイルの違いを理解する

個別指導塾と一口に言っても、「完全1対1」か「1対2〜3」かで大きく内容が変わります。「子どもとの相性」が最重要なので、体験授業は必須。担当が合わなければ変更できるかも確認しましょう。

【チェックポイント】
・本当に1対1なのか?(実際には1対2のケースも多い)
・同時に複数教える形式なら、指導の質にムラがないか?
・自立型学習支援か、つきっきりの指導か?

2.講師の質と担当制度

講師の質は塾の満足度を左右する大きな要素です。「子どもとの相性」が最重要なので、体験授業は必須。担当が合わなければ変更できるかも確認しましょう。

チェックポイント
・担当制か?毎回講師が変わらないか?
・講師は学生中心か、社会人・プロか?
・保護者面談で講師と直接話せるか?

3.志望校対応の実績やカリキュラムの柔軟性

中学受験を想定しているなら、その塾がどれだけ中学受験に力を入れているかがカギになります。特に個別指導塾は「教室ごとにレベル差」があるため、実績や対応力は面談で具体的に確認しましょう。

チェックポイント
・過去に志望校への合格実績があるか?
・使用教材はオリジナルか、市販か、集団塾併用前提か?
・志望校別のカリキュラムに柔軟に対応できるか?

4.保護者との連携・フィードバック体制

共働きやワンオペのご家庭では、学習の進捗状況をどう把握できるかが非常に重要です。フォローが丁寧な塾ほど、親の関与を最小限に抑えてくれる傾向があります。

チェックポイント
・授業後に保護者への報告はあるか?
・面談の頻度・内容(進路相談・模試分析など)は十分か?
・塾との連絡手段(LINE、アプリ、電話)にストレスはないか?

5.費用の透明性とトータルコスト

月謝だけではなく、入会金・教材費・季節講習・模試代などの総額を把握しておくことが大切です。料金体系がわかりにくい塾は、事前に見積書をもらうか、口コミで確認しておきましょう。

チェックポイント
・1ヶ月の総額はいくらか?(月謝だけで判断しない)
・季節講習の強制参加はあるか?
・教材費・管理費などの追加請求があるか?

6.通いやすさと送迎のしやすさ

個別指導塾は通塾頻度が高くなるため、場所選びは実は非常に重要な要素です。送り迎えが負担になって途中でやめたというケースもあるため、保護者の生活動線に合う立地を選びましょう。

チェックポイント
・最寄駅からのアクセス、通学路の安全性
・送迎のしやすさ(駐車場の有無・時間帯の混雑)
・オンライン受講の選択肢があるか?

まとめ

塾選びで後悔しないための3つの鉄則として以下の3点があります。

  1. 体験授業+面談は必ず複数校受けること
  2. 料金・通塾負担・志望校対応をトータルで判断すること
  3. 子どもと講師の相性を重視し、変更可能な制度を確認すること

また、次の項目に1つでも当てはまるようなら、個別指導塾は強い味方になってくれるでしょう。

  • お子さんの学習状況に不安がある
  • 親のサポート時間に限界を感じている
  • 志望校に向けた対策をオーダーメイドで進めたい
  • 通塾や勉強の習慣化に悩んでいる
  • 集団塾での成績が伸び悩んでいる

中学受験は親子で取り組む大きな挑戦です。しかし、すべてを家庭だけで抱え込む必要はありません。

個別指導塾は、お子さんに合ったペースで着実に前へ進める場であり、保護者の負担を減らしてくれるサポーターでもあります。

ぜひこの記事を参考に、お子さんとご家庭にとって無理のない形で、納得のいく塾選びをしていただけたらと思います。

そして、この記事が塾選びの一助になり、ご家庭にとって最良の受験生活が実現することを心より願っています。

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